こんにちは。
こちらの記事は2019年度の兵庫県公立高校一般入試の分析と2020年度(令和2年度)の入試対策についてまとめています。
2019年度、2018年度版は以下にまとめています。そちらも参考になる箇所もあるかと思いますのでよければご覧いただければと思います。


※上記リンク先7ページ目社会詳細
2019年度(社会)問題構成
問題は関東含め全部で40問。
詳細は上のリンク先(7ページ目)でご確認いただければいいかと思いますが、2019年度の問題構成は以下の通りです。
大問Ⅰ 地理分野(世界地理・日本地理)(14問)
大問Ⅱ 歴史分野 (14問)
大問Ⅲ 公民分野 (12問)
配点は順に、35点・35点・30点となっています。
公民分野が若干配点が低いですが、まんべんなく割り振りされており、出題傾向に大きな違いは2019年度もありませんでした。
地理分野
過去5年分の出題範囲
以下5年分の出題範囲は以下の通りです。
【世界地理】
2019年度 → 北アメリカ州、ヨーロッパ州
2018年度 → 世界地図
2017年度 → アフリカ州、南アメリカ州
2016年度 → オセアニア州、(東南アジア)
2015年度 → 北アメリカ州
【日本地理】
2019年度 → 中国・四国地方
2018年度 → 関東地方
2017年度 → 東北地方
2016年度 → 九州地方
2015年度 → 中部地方

歴史分野
歴史分野に関しては、毎年同じことを言っていますが、縄文から近代までまんべんなく出題されています。どこかの時代だけ掘り下げて学習するというよりも広く浅く学習するほうがいい分野です。
歴史を学習するポイントは時代と登場人物と出来事を一致させて流れで覚えていくということです。
例えば、
『鎌倉時代の源頼朝は1192年に征夷大将軍となり鎌倉幕府を開く。妻は北条政子で頼朝の死後、後鳥羽上皇が挙兵し幕府軍と戦うことになる。勝者は幕府軍である。これを承久の乱という。幕府はこの乱後、朝廷を見張る六波羅探題を設置した。』
というような感じです。

公民分野
公民分野に関しても、少しずつ掻い摘んで問題が出題されています。一応昨年度の問題のテーマは、「地方自治」と「社会保障」で区分分けされています。
また、公民分野に特化した内容ではありませんが、近年の問題は用意されている資料や図から内容を理解し答えを求める問題(情報処理能力が試される)問題が多くなっています。
落ち着いて考えれば、正直答えは簡単に導ける問題と言えるのですが、緊迫した状況下では慌ててしまい正確に資料や図を判断できず間違ってしまう・・・というような問題が増加していると思います。
2019年度で言えば、公民分野の最後の単元の問題がそれにあたりますね。
2020年度に向けての対策・ポイント
地理分野
- 時差問題は順当にいけば2020年度は出題される
- 地図の読み取り(日本地理)は必ず出題されている
- 東京五輪があるので、関東地方も可能性あり?!
歴史分野
先ほどもお伝えしましたが、歴史分野は広く浅くが学習のポイントです。
ですが、他者と差を付けるとすれば、
2019年度の大問Ⅱ-2の問題がそれに当たりますが、この単元だけ受験生の正答率が他の単元に比べて低くなっています。
やや公民とかぶってくる単元でもありますし結構学習が疎かになりがちな単元である気がします。ですから、この単元をしっかりと学習しておくことが他者と差を付けるポイントなのではないでしょうか。
2020年度もこの近・現代の単元から問題が構成されると予想しています。
公民分野
情報を的確に読み取る力が試される問題にも慣れておくほうがいいでしょう。
まとめ
以上今回は2020年度・令和2年度 兵庫県公立高校一般入試社会における分析と対策をまとめてみました。今回の記事のポイントは
時期にもよりますが、全てをきっちりと復習することが基本です。その上で出題傾向なども参考にしながら学習に励んでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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