併願で私立も公立も合格!どちらに行くか決められるの?|兵庫県公立高校入試情報

こんにちは。今回は兵庫県公立高校の入試について併願で私立高校も公立高校も合格した場合どちらに行くか選ぶことができるのかどうかということについてご紹介していきたいと思います。

専願と併願ってどういうこと?

おそらくご存知だと思いますが、念のため専願と併願についてご説明しておきます。

専願・・・私立高校のみを受験する。
併願・・・私立高校と公立高校を1校ずつ受験する。

※補足1 もちろん公立高校だけを受験するという方法も取れます。(あまりこのような言い方はしませんが公立専願ということです)ただ、余程自信のある生徒ではないとこの方法は取りません。

※補足2 公立高校も事実上二つ受験することができます。いわゆる複数志願選抜という制度です。


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私立も公立も合格しました。さて、入学先は?

これ結構勘違いされている方がいるみたいなのですが、併願で私立も公立も合格した場合、最終的に自分の行きたい高校を選べばいいと思っていませんか?大学の場合そうですからね。別に私学であろうが、国公立であろうが合格したらそこから進学する大学を自分で決めてもかまいませんから。しかし、兵庫県公立高校の入試制度においては、併願で出願し公立高校の合格が決まった場合は、公立高校に進学するというのが暗黙の了解となっているようです。

全部調べたわけではないですが、他県もだいたいそのようです

つまり、どちらに行こうかそこから決めるという選択肢は原則的にはありません。

 

『え?もともとそのつもりだから普通じゃない?』

いえいえ。私立高校に行こうかなって考える生徒も出てくるのです。

この場合は・・・

公立高校も合格しました!ただし、第二志望ですが・・・。この時に私学に行こうか迷う生徒が出てきます。第一志望の公立高校での合格であれば何も問題なくその公立高校に進学するでしょう。しかし、仮に第二志望での合格となれば、『やっぱり第二志望に●●高校を記入して提出したけど、そっちよりも私立高校のほうが自分には合っている気がするしそっちに進学しよう。』というケースも考えられます。


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けれど、それはできません。複数志願で第二志望で出願した高校が合格ならばそちらに進学しなければなりません。これは、学校での説明会などで十分に説明がされていると思います。法的な拘束力はもちろんありませんが、社会のルール上アウトです。

調べたところによると、過去にこのケースで私学に進学した生徒はいるようですが、学校の先生や校長先生、また進学するはずだった学校側にも多大な迷惑と手間をおかけする状態となったようです。またその中学校の信用に傷が付いてしまいます。余程正当な理由がない限り公立高校に合格しているのに私立高校に進学するという選択は取ってはいけないということです。
推薦入試で合格したのに進学しないと言っているのと同じ感覚です

行く気がないなら複数志願は避けるべき

学力との兼ね合いで公立の志望校を考え直すということはあるにせよ、併願で出願した場合に第一志望の高校で合格できればその公立高校に進学するでしょう。

問題は複数志願にして第二志望の高校で合格となった場合です。

その際に、迷うぐらいであれば始めから複数志願で出願せず、第一志望のみで出願することをおすすめします。というか、そうすべきです。複数志願選抜は公立高校を受験する生徒にとって、とてもありがたい制度ですが合格しても行く気のない場合は複数志願は避けましょう。

もちろん、もし第一志望の公立高校が不合格でも第二志望の高校に合格すれば進学するという気持ちがあれば何も問題ありませんよ。

専願という選択肢もある

何が何でも公立高校!というわけではないのであれば、私学専願という方法も考えるべきです。というのも兵庫県公立高校の入試制度においては、良くも悪くも内申点が占める割合が高くまた実技科目の配点も高くなっています。(個人的には肯定派)


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なので、5科目は抜群に成績が良いが実技科目の成績が伸びず自分の行きたい高校に行くのは少し難しいという生徒もいるはずです。

その場合は、私学専願で自分の行きたい公立高校と同じレベルぐらいの私立高校を受験するというのも一つの方法です。

各私立高校ごとに成績表による採点方法は異なるでしょうが、合格する可能性は同レベルの公立高校より高くなるはずです。自分だけで決められることではありませんので、学校の先生や家族の人などと十分話し合って決めましょう。

まとめ

以上、今回は『兵庫県公立高校の入試について併願で私立高校も公立高校も合格した場合どちらに行くか選ぶことができるのかどうか』ということを中心に書いてきました。

話をまとめると

①併願で受験する限り第一志望であろうが第二志望であろうが原則合格すれば進学するというのがルール
②迷うぐらいなら複数志願制度は利用しない
③私学専願という選択も視野に入れる

ということになります。先ほどもお伝えしましたが自分一人で決められることではありませんので、早い段階から学校の先生や家族の先生あるいは塾の先生などとしっかりと意見交換をして、自分にとって最良な受験方法というのを選択してもらえたらなと思います。

今回少し長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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