英語今年の受験対策。新しく追加された文法はやはり出題されるとみなすべき|兵庫県公立高校入試情報ネット

こんにちは。このブログをご覧いただきありがとうございます。

久々の投稿です。色々と書きたいことはあるのでまた随時更新していきたいと思います。

さて、今回は高校受験の英語についてまとめていきたいと思います。指導要領の変更に伴い、今までは高校生で学習していた内容(文法)が中学生でも登場するようになりました。

兵庫県だけというわけではないので、もし他県の受験生も見ていただいているのであれば、参考になりば幸いです。

英語の授業数や単語数の増加

教育改革に伴い、英語の授業数や覚えなければなならない単語数も増加されました。

授業数 去年まで:105時間→今年から:140時間
英単語 去年まで:1200語→今年から:1600~1800語
どちらもだいたい4割増しぐらいでしょうか。
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新しく追加された英文法

今回中学生が学習することとなった英文法としては以下の4つです。

現在完了進行形

今までは現在完了形を中学3年生の1学期で学習していたと思います。

現在完了形 have + 過去分詞形
この単元の内容自体が学習して間もない時はイメージするのが困難に感じる人も多いところだとは思いますが、それに更に高校生が学習していた「現在完了進行形」が追加されたされ大変だとは思いますが、しっかりと内容も理解できるように対策を打っておきましょう。

現在完了進行形 have + been + Ving

※Vは動詞を表す。

下記のサイトでこの文法の違いをわかりやすく紹介されています。良かったら見てみて下さいね。

現在完了進行形と現在完了継続 違いは大丈夫?
現在完了進行形と現在完了継続 の違いを理解出来ていますか?ラクラク理解して英会話や英作文で使えるようになりましょう!

仮定法

これも今まで高校生で学習していた内容ですが、今年から中学3年生で学習しますね。

仮定法とは現実とは異なること(非現実)を表現する場合に使用されます。

そういった内容を表現する文法なので、接続詞「if」を用いて表現されます。(他にもありますが)その接続詞「if」を用いた仮定法の表現方法は以下の2通りです。

仮定法過去 if + S + 過去形 , S would,could(助動詞の過去形) + V
仮定法過去完了 if + S + had + 過去分詞形 , S  + would,could(助動詞の過去形) + have + 過去分詞形

※これらは基本の形なので、他にも表現方法は存在します。

仮定法に関しても、詳しく下記のサイトでとてもわかりやすく説明されています。

英語の仮定法とは?種類と使い方をわかりやすく説明!
英語の仮定法とは「もし〜なら、…なのに」や「もし〜だったら、…だっただろうに」などの意味で、仮定の状況を述べる用法である。 英語を学習中のあなたは、次のような疑問を持っていないだろうか? そこでトイグルでは、英語の仮定法 ...

原形不定詞

次に原形不定詞です。中学2年生で学習する不定詞[to + V]の[to]を使用しない表現です。(使役動詞makeは、以前までも登場していました。)

使役動詞、知覚動詞 + O + 原形不定詞V
使役動詞は、[make][have][let]、知覚動詞は、[see][hear][notice]などがあります。またhelpもこの原形不定詞を取りますが、to Vの形も取ります。

She helped him to clean his room. (彼女は彼が部屋を掃除するのを手伝った。)

She helped him  clean his room. (彼女は彼が部屋を掃除するのを手伝った。)

どちらも表現としては文法的にOKです。並べ替えの問題などで狙われそうな気がしますね。不定詞自体苦手な受験生がやや多い単元だと思います。しっかりと復習しておきましょう。

こちらも原形不定詞について詳しく且つわかりやすく紹介されているサイトがあったので、リンクしておきます。

原形不定詞とは?今日から英会話で役に立つ3パターン
英語の原形不定詞について説明します。不定詞にはto不定詞と原形不定詞があり、これらは使い方がまったく違うので別々に覚える必要があります。日常英会話でも英文でもよく使われるので、この記事を読んで原形不定詞をマスターしてください。

直接目的語に節を取る第4文型

最後にこれですね。直接目的語に節を取る第4文型??ちょっとわかりにくいですよね。例文を交えながら紹介していきます。

例えば、[show]という英単語があります。[見せる]という意味で使われることが多いです。この[show]という英単語は後ろに目的語を二つ取ることが可能な英単語です。(第4文型の形を取ることができる)

He showed us his pen.  (彼は私たちに彼のペンを見せました。)
usが一つ目の目的語、his penが二つ目の目的語となります。余談ですが、これは以下のように書き直しが可能です。

①He showed his pen to us.  (彼は私たちに彼のペンを見せました。)

前置詞の[to]を入れることで目的語を反対に書き直すことができます。(第3文型)もちろん意味に相違はありません。

中学生は最初にgiveで学習することが多いです!

さて本題の直接目的語に節を取る第4文型についてですが、上の例文の[his pen]のところにthat節やあるいは疑問詞節を入れることが可能であるということです。

②He showed us that she was cleaning. (彼は私たちに彼女が掃除しているのを見せた。)

上の例文のように後ろの目的語をthat節に変更して入れることが可能であるということです。that節というのは、thatから後ろに主語と動詞が存在する文のことを指します。今回で言えば、sheが主語、was cleaningが動詞(大きく見て)となっています。

この話は第4文型でのお話なので上記例文の①の形の際に対応しています。②ではこのような形では使わないので間違わないようにしてくださいね。(②は第3文型だから)

新しい英文法はやはり出題されるとみなすべき

・現在完了進行形

・仮定法

・原形不定詞

・直接目的語に節を取る第4文型

以上4つが中学生で学習する内容に新しく加えられたわけですが、やはり今年(令和4年度)では何かしら問題として出題される可能性が高いと考えています。

ここ2年出題されていませんが並べ替えの問題や、また選択問題の解答欄などで使用される可能性は高いのではないかと考えています。

もちろん、各私立高校も同じように出題範囲が広がるわけですからしっかりと学習しておく必要がありますね。

まとめ

さて今回は教育改革に伴う指導要領の改訂に伴う高校受験英語についてまとめてきました。英語だけに限らず学習する内容が段々と以前に比べ早まっている傾向にあります。効率よく学習していくことを意識して、しっかりと内容を理解し己の知識として定着していくことを心がけていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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