兵庫県公立高校 受検者数・合格者数 (2019年度)
こんにちは。
2019年5月に兵庫県教育委員会より2019年度/平成31年度 兵庫県公立高校一般入試の平均点が発表されました。
全日制の受検者数は24,545人となっており、前年度より1,463人減少しております。これは、中学校卒業者が1,492人減少しているのが主たる原因でしょう。(公立高校の募集定員は調整される)
また、全日制の合格者数は22,278人となっており、前年度より1,059人減少。合格率は90.8%となっておりました。(前年度 89.7%)
少し余談ですが以上のデータから合格率90%前後になるように募集定員を設定しているように感じられます。
兵庫県公立高校一般入試 平均点 (2019年度)
2019年度/平成31年度の兵庫県公立高校一般入試は以下のようになりました。
国語 57.4 (60.0)
社会 62.8 (62.3)
数学 51.7 (54.9)
理科 43.4 (36.1)
英語 53.9 (51.8)
5計 269.2 (265.1)
( )内は前年度の平均点です。以前当サイトで2019年度の5科目平均点は前年度ぐらい或いは微増程度になるのではないかと予想しており、予想通りの結果になったと言えます。
【関連記事】

年度別の平均点をまとめているコンテンツもありますのでよければご覧ください。
【関連記事】

科目別の簡単な考察(2019兵庫県一般入試)
以下科目別に簡単にご紹介します。
今後、科目ごとに詳しく分析していく予定にしています。
国語
平均点57.4点
前年度より2.6点減少。問題数で言えば1問分。
〇正答率80%以上の問題
5問(各設問に1題ずつ)
〇正答率20%以下の問題
2問(設問① 問4 設問③ 問3)
※設問③の問3に至っては正答率2.9%。(古文の主語把握問題)
例年通りぐらいの難易度だったと言えると思います。
社会
平均点62.8点
前年度より0.5点増加。
〇正答率80%以上の問題
7問(設問1【日本地理】がその内4問)
〇正答率20%以下の問題
1問(設問2(1)のみ)
※ラスコーの壁画問題正答率5.6%。100点阻止問題か?!
社会も例年通りの難易度だったと言えると思います。ただ、近代・現代社会(一応歴史分野)は正答率が他の分野と比べて低い状態です。受験生にとっても、試験作成側にとっても今後に課題かもしれませんね。
数学
平均点51.7点
前年度より3.2点減少。問題数で言えば1問~2問。
〇正答率80%以上の問題
8問(設問1【小問】でその内7問)
〇正答率20%以下の問題
6問(設問2~5の最終問題でその内4問)
※設問4(4)は正答率0.7%。
科目の性質上致し方ないと思いますが、正答率の高い問題と低い問題が両極端になっています。難易度としては、こちらも例年通りだったと言えると思います。また、設問2~5の最終問題はいずれも正答率がほぼ10%を切っており(設問2のみ10.5%)、ごく一部の受験生の解けた問題だったと言えます。
理科
平均点43.4点
前年度より7.3点増加。問題数で言えば2問~3問。
〇正答率80%以上の問題
2問(いずれも生物分野)
〇正答率20%以下の問題
6問(設問5【圧力】でその内3問)
※正答率10%以下は3問。
昨年度より平均点は大きく改善されました。それでも今年度の5科目の試験で唯一平均点が50点をきっています。正答率20%以下の問題はいずれも、物理・化学分野の計算を必要とする問題です。
英語
平均点53.9点
前年度より2.1点増加。問題数1問分増加。
〇正答率80%以上の問題
1問(設問2(1)のみ)
〇正答率20%以下の問題
2問(設問4(2)(3)のみ)
※設問4(3)は、8.9%。
数学と平均点が違いですが、その構成は全く異なります。正答率の高い問題・低い問題が少なく、全体的に正答率が50%前後で推移しています。選択問題が多いというのも一つの要因ではあるかと思います。難易度は例年通りだったと言えると思います。
まとめ
今回の記事をまとめると・・・
今後各科目ごとの分析をしてまたご紹介できたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント