<令和4年度>兵庫県公立高校一般入試|出題傾向と受験対策のポイント【国語編】

 

こんにちは。今回は2022年/令和4年の3月に実施される兵庫県公立高校一般入試を受験する予定の受験生に効率的に学習を進めてもらう為、過去の兵庫県公立高校一般入試の傾向などを分析しています。今後の受験対策の一助となれば幸いです。

令和3年度/2021年度入試問題【国語】

問題構成【国語】

問題は完答含め全部で36問。大問一~五で出題されていました。

一 現代文(言語活動) 

二 漢文

三 古文 

四 現代文・小説

五 現代文・評論

順に現代文、漢文、古文、論説文、小説で出題されています。(大問一はジャンル分けが難しいので現代文としました)

出題される内容で大きく変化があったところは見られず、例年通りだったと言えます。難易度もここ数年と大差なかったと思います。良くも悪くも変化なしといったところです。

配点は順に15点・15点・15点・25点・30点でした。こちらも昨年とほぼ差はありません。

2022年度の入試対策・ポイント(国語)

読むスピードと内容理解の訓練【現代文対策】

これについて昨年度の時にも書きましたが、結局のところ国語の試験で出題される現代文は(論説文にせよ、小説にせよ)ほぼほぼ初めて受験の時に目を通すものばかりで、学校の定期テストのように授業で内容を学習してからテストを受けるというわけではありません。

その時初めて読んだ文章の内容を理解して問題を解かなければなりません。つまり国語で得点するにはスピードが必要です。(他の科目もですが特に国語の現代文では)

現代文の配点は古文・漢文に比べて高い。

読むスピードと内容理解の訓練を日頃から実践していきましょう。

【読むスピードを上げる】

読むスピードを上げるには、日ごろから時間を意識して問題を解いていく必要があります。入試対策用の初めて読む文章(問題)を使って、制限時間を設けて必ずその時間内に全ての問題を解き切るという訓練をしていきましょう。読むのが苦手な人は初めてなかなか思い通りにいかないかもしれませんが、逆に言えば初めからすらすらできる人のほうが稀です。ですから、諦めず頑張りましょう。そして、大切なのがその後の解説を見ながらの答え合わせ。間違えたところがなぜ間違っていたのか?どうしてこの答えになるのかを論理的視点から自分が納得できるまで読み返すのがベストです。それでもどうしてもわからないときは学校の先生や塾の先生に質問してみましょう。

【理解力を上げる】

理解力とは書いていますが、すなわち読解力のことです。この力を鍛えるのも個人差はあると思いますが、かなり時間をかけてじっくりと継続的に訓練していく必要があります。ですが、理解力を上げるポイントをお伝えしておきます。まずは、小説でも論説文でも書かれていた内容が要約できるように訓練します。どういう内容だったか?何が伝えたかったのか?そしてそれが人に説明できるかどうか確認します。相手にその内容が伝わればOKです。ここで注意したいのは、書かれていることをただただ棒読みしているだけでは意味がありません。【少し話が脱線しますが、よくあるのが社会や理科のまとめノートを作った際に、教科書に書かれている文面の中から大切なところ(太字のところなど)をただただ、一言一句丁寧に写しただけのノート。これは手を動かしているだけで残念ながら頭には残っていないでしょう。自分で内容をかみ砕いて要点を絞っていくのがまとめですからこの作業は頭を使わずに処理してしまっています。】自分の頭でその内容をまずは把握し、そして要点を抽出しアウトプットできる能力、それが理解力です。また問題文で何が問われているか?ということもしっかりと理解しなければなりません。質問の内容をはき違えていたら元も子もありませんからね。

表現技法は少し注意しておくほうがいいかも

今回は大問一の最終問題で、「体言止め」を利用して書き直せという問題が出題されていました。これ得点率低いだろうなと思っていましたが、案の定得点率は36.7%と低かったですね。

おそらく「体言止め」という表現技法が何なのかがわからなかった受験生が多いと思います。

倒置法や比喩(隠喩や直喩)など表現技法は少し中止しておくほうがいい気がします。今まで問題として出題されてた記憶はありませんが、少し注意しておくほうがいいと思います。(出題されていたらごめんなさい。ただここ10年分くらいはなかったと記憶しています。)

余裕があれば、国文法も頑張りましょう!

短時間で得点率UP!古文・漢文で差をつける!

あとは毎年同じことを書いていますが、古文・漢文で得点UPを狙います。各15点ずつですが全体で30点分です。英語に比べて少ない語彙と知識である程度は対応できます。

古文であれば現代仮名遣いする問題や漢文であれば書き下し文にレ点や一二点を入れる問題は必ず出題されていますね。

出題される頻度の高い問題は必ず訓練しておくことが得点UPのカギ!

後はベタだが漢字の読み書き(特に読み)

後はやっぱりベタですが漢字の読み書きで満点を取ることが得点UPのカギでしょう。漢字の読み、書き(同じものが使われるものを選ぶ問題)全部で12点分ですから馬鹿には出来ません。

学習するというよりは、学習している間に付随して気が付いたら身についているという状態がベストでしょう。その為にも普段から机に向かい学習する時間を取ることです。そうすれば別の知識も入れつつ漢字も学習出来てそれが受験で活かされるのですから一石二鳥ですね。

兵庫県公立高校受験対策おすすめ問題集

>過去10年分!単元別!兵庫県公立入試対策 虎の巻<

兵庫県公立高校の過去問を効率よく解いていきたい場合は上の問題集【虎の巻】がおすすめです。

①過去10年分の問題が単元ごとにまとめられている

兵庫県公立高校の入試を考えているのであれば、過去問は必ず購入するべきです。そして過去5年分必ず解きましょう。そうすると自ずと自分の不得意科目や苦手分野というのが見えてきます。その際に利用価値があるのが上記の問題集です。

高校入試虎の巻は過去10年分の問題が単元ごとにまとめられており、非常に使いやすい問題集になっています。

受験生は時間との戦いでもあります

似たような問題解きたいなと思って探すのに結構時間がかかったという経験ありませんか?

兵庫県公立高校の入試問題で実際に出題された問題を各単元ごとにまとめられていますので、問題をストレスなく探し出し学習に集中して解くことができます。

②詳しい解説+αがついている

過去10年分に遡って解説が添付されているので、しっかりと学習をすすめることができます。ただ、社会は解説がないようです。

もう一点業界初ということで、どうしてもわからない問題に関しては、質問するとさらに詳しい解説を送り返してくれるアフターフォローをされています。もちろん無料です。

これ大変だと思いますけどね。この出版社の意気込みを感じますね。

③値段がリーズナブル

完全に兵庫県公立高校入試問題に特化した問題集で、しかも単元ごとに分けられており、これ一冊で5科目すべてに対応できる点もいいところだと言えます。

それで2750円(税込)は非常にお値打ち価格だと思います。問題集を各科目一冊ずつ購入しても1000円×5=5000円はかかるところだと思います。

問題集を買ってはみたもののやらずで机の肥やしになっている問題集はありませんか?

そうであれば、この兵庫県公立高校の入試問題を直接使用し、出題傾向が集約されたこの1冊を一生懸命解くほうがいいのではないかなぁと思います。

最終手段として、受験生におすすめできる問題集です。

>過去10年分!単元別!兵庫県公立入試対策 虎の巻<

まとめ

国語はなかなか得点が上がらずどのように学習を進めていけばいいかわからず悩んでいる受験生もいるかもしれません。(特に現代文)

ですが、上でも書いたように過去問などを利用しながら初めて読む文章で時間を設定してまずは問題を解き、間違えたところが納得できるまで解説や文章を読み込んでください。また、文章を読んだら人に要約して伝えてみて下さい。繰り返して訓練していけば必ず徐々にでも力をつきます。そして、苦労して手に入れた理解力は暗記とは違いそうそう失われません。必ず今後のあなたの糧となるはずです。

今年もコロナウイルスの影響もあり、大変だと思いますが体調管理も気を付けて頑張ってくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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