こんにちは。
2020年7月8日に兵庫県教育委員会HPにて、2021年度(令和3年度)兵庫県公立高校入試における入学者選考における配慮事項についての発表がありました。
今年は新型コロナウイルスの影響で学校での学習時間が奪われてしまったため、夏休みを減らして授業時間を確保する対策を打っていますが、それでも臨時休校で失われた時間を全て回収することはできません。
上の記事でも書きましたが、出題範囲には何がしら措置が取られると予想していましたが、予想通り各科目の出題範囲を減らすという対策が行われました。
ただ出題範囲を減らす措置が行われたのは推薦入試と特色選抜のみで一般入試では適応されていません。
新型コロナウイルスによる出題範囲の削減|兵庫県公立高校入試
各科目2021年度(令和3年度)の兵庫県公立高校入試の出題範囲から除かれる単元は以下の通りです。
頻度0及び1の単語(収録している単語約 1,700 語のうち 365 語)
以上が2021年度(令和3年度)の兵庫県公立高校入試の出題範囲から除かれる単元です。
出題範囲から除かれた単元を見て思うこと
さて、以上が2021年度の兵庫県公立高校の推薦入試及び特色選抜では出題されないということになりましたが、実際には例年通りの入試問題のレベルになると予想されます。
今年の受験生は「出題範囲が減った!ラッキー!!」と素直に喜べません。
例えば「国語」に関しては、書写に関する事項に関しては出題されないとなっていますが、過去に書写に関する問題が出題されたことがあるのでしょうか?
数学や社会や理科に関しても同様です。今までの推薦入試や特色選抜で果たしてどれくらいこれらの単元が出題されていたかと考えるとあまり大きな差はないと考えていいかもしれません。もともと推薦入試や特色選抜は5科目に分かれて入試問題が作成されるわけではないので、自ずと各科目のメインとなる問題が出題される傾向が強いです。
英語に関しても、「はば単」の頻度0~1の英単語を省くということで、すなわち文法的要素は例年通りと言うことになります。確かに英単語は約1/5ほどは範囲外ということになりますが、入試問題に変化があるかというとないと言えると思います。
もちろんこの範囲は絶対出ないですよと言う単元が明確にわかっていることは有難い話ですけどね。ただ、先ほども言いましたがあまり入試問題に影響を与えるレベルではないと判断します。
学校も塾も出題頻度の高いところに絞って学習している
もともと出題頻度の低い単元が出題されないとなっただけなので、受験生は素直に喜べません。
学校や塾でも、やはり入試でよく出る単元や問題を集中的に復習したり演習しているはずですから、もともとこれらの単元の学習に時間を割いていたとは考えにくいです。
絶対出題されないという単元や範囲があることはありがたいですが、入試問題が極端に易しくなるということはなさそうです。
結局のところ一般入試では出題範囲となるわけですし、受験生は失われた授業時間をどこかで帳尻合わせして学習しなければならない状態にはなるでしょう。
私学入試はどうなるか?
私学入試に関しては、各学校ごとに対応は違ってくると思いますが、入試問題を作成する際は「兵庫県公立高校」をベースに作成されているはずです。
推薦入試や特色選抜と入試の日程が近いので上記の除外された単元は除いて入試問題が作成されるのではないかと予想されます。
まとめ
以上今回は2021年度(令和3年度)の兵庫県公立高校入試の出題範囲についてまとめました。
受験生の皆さんは大変だと思いますが、頑張ってください!
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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