こんにちは。今日は兵庫県公立高校入試において大切な『内申点がいつの成績を使って数値化しているのか?』ということについてお伝えしていきたいと思います。
『内申点』の計算方法は知っているが・・・
兵庫県の公立高校において重要とされる『内申点』。
その計算方法は、5科目が4倍、実技科目が7.5倍され合計250点満点で計算されます。
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兵庫県公立高校の般入試制度は、①この内申点250点分と②実力検査(試験)500点満点を2分の1した250点満点、トータル500点満点で合否を決定するわけですが、ではその内申点はいつの分で計算しているのか?ということになります。
3年生の1・2学期の成績から内申点が付けられる
兵庫県公立高校の内申点については、3年生の1学期と2学期の成績を吟味した上で調査書には、5段階評価で成績を記入されているようです。これが、内申点の計算として使用されているわけです。
2学期に頑張ってテストの点数が上がったとしても、1学期の成績が良くなかったのであれば高い評価をもらえる可能性は低いのではないかと予想されます。
つまり、継続的に学習を続け成果を出さないといけないということになります。
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中学1年生・2年生の成績は関係ないの?
正直なところ、この内申点として計算される数値にだけに関して言えば、中学1年生・2年生の時の成績は関係ないと言わざるえません。
例えば、お隣の京都府に関しては、中学1年生・2年生、3年生の2学期の平均を取っていわゆる『内申点』というものを数値化します。
計算方法、ペーパーテストとの比率などは兵庫県のそれとは全然違いますが。
現状兵庫県の公立高校の入試システムにおいてそのような情報は聞いたことがありませんし、先程お伝えした通り3年生1・2学期の成績で判断する周知の事実となっています。
ですから、良いように捉えれば今まで学業に力を入れていなかったが、気持ちを入れ替えて3年生になってから頑張れば、内申点を上げることもできますし、目標校に合格できる可能性も十分あるということです。
ただ、調査書には記入欄が存在する
では、全く関係ないのかというとそういうことではありません。
上記リンク先の3ページ目にいわゆる調査書のひな型がありますが、それには1年生と2年生の時の成績【評定】も記載する欄が存在します。
繰り返しになりますが、『内申点』を計算する際はこれらの成績【評定】は内申点には影響を及ぼしていません。
ですが、調査書には記載欄が存在しています。
ここから先はあくまで予測ですが、兵庫県公立の入試においてこれが合否に使用される状況を紹介していきます。
●推薦入試、特色選抜による合否
この推薦入試特色選抜の入試システムにおいては、ほぼ間違いなく合否に影響を及ぼしていると考えていいと思います。面接や小論文だけの場合はなおさら調査書の1年生や2年生の時の成績も参考にあるいは数値化していると考えていいでしょう。ただ、具体的にはわかりません・・・。学校ごとにも判断基準が統一されているわけではないでしょうから。
●一般入試での瀬戸際のライン
例えば、一般入試において定員40名の学科で第40番目の合格者が2人存在したとします。その場合どこかで差を付けて合格者と不合格者を確定しなければなりません。
その場合の判断基準は?と考えればおそらく調査書を基準に合否を決められているのではないでしょうか?1点2点の差で合否が分かれるのが入試です。どこで差がつくかわかりませんから、継続的に学習に取り組む習慣が必要でしょう。
まとめ
以上より、兵庫県の公立高校の『内申点』は3年生の1・2学期の成績から判断し数値化されており、継続的に学習を進めておくことが必要。
また、調査書にはこれまでの成績【評定】を記入する欄の存在しており、推薦入試などではそれを考慮して合否を決めている可能性は極めて高いと考えられます。
一般入試においても同率生徒の場合は差を出すための最終基準として調査書の成績【評定】が判断基準に使用されることもあるのではと考えられます。
クラブ活動が終わった2学期から一生懸命学習に取り組み成績を上げて、逆転することはもちろん可能ですが、常日頃からの学習の積み重ねが大切だということを肝に銘じておいてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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