通知表(成績表)ってどうやって付けられているの?|兵庫県公立高校入試情報

こんにちは。今回は兵庫県の入試システムにおいて、重要となる成績表の付けられ方についてご説明していきたいと思います。各中学校で通知表や成績表など呼び名が多少違うかもしれませんが、以下文章では『通知表』で統一させていただきます。

また、兵庫県公立高校入試の受験システム(内申点の計算方法など)について、あるいは絶対評価や相対評価については以下の記事でご覧いただければと思います。


内申点って何?|兵庫県の入試で重要な内申点とは?

【保護者必見】絶対評価と相対評価の違いは?|兵庫県公立高校情報


テストの点数は友達より良かったのに成績は友達より悪かった・・・ってことはありませんか?

テストの結果が返って来たり、或いは通知表が返って来た際に友達同士でそれを見せあったりよくしました。もちろん今の生徒達もそうだと思います。その時に、『あれ?』っと思うことが・・・。「テストの点数は自分のほうが良かったのに、成績表では友達のほうかいい!」ということありませんか?それを見た貴方は、「友達は依怙贔屓(えこひいき)されている!」と思うのではないでしょうか?

いえいえ、そうではありません。

テストの結果だけで全てを評価されているわけではありません。学校の先生方は総合的に判断して評価を付けられています。

そういったことが起こるということは何か自分自身に原因があるはず。

原因を外因的なところに求めようとせず、自分自身を見つめなおして改善すべきところはなおしていくようにしましょう。そのほうが今後絶対に自分自身のためにもなりますから。

テストの点数が全てではない!評価基準一覧

さて、各学期終了時には通知表を手渡され生徒の学力が数値化され返ってきます。各科目の先生方が、絶対評価で生徒たちの成績を付けていくわけですが、どのように判断されているのか少し気になるところですよね。そこで、今回は評価基準というものを以下でご紹介していきたいと思います。各先生方によって違いはあると思いますが、一つの目安としてご覧ください。

①定期テスト(5割~8割)

もちろん、評価基準の大部分を占めているのは定期テスト(中間テスト、期末テスト、学年末テスト)の結果です。一番目に見えて生徒の学力を公平且つ明瞭に判断することがきます。これが全体評価の5割~8割ぐらいで加算されるようです。特に実技科目の場合は、テストが実施されない、あるいは期末テストでしか実施されないということも多いようで、5科目よりもその比率は低く設定されていることも多いようです。

 

②実力テスト、課題テスト(0割~3割)

夏休みなど長期休暇の後の実施される課題テスト。こちらも実施する時とそうでない時があります。基本的に宿題で提出されていた問題からそのまま抜き出して出題されることが多いです。また、中間テスト、期末テストの間に実力テストを実施する場合もあります。これも中学1年生、中学2年生では実施される頻度が少ないですが、中学3年生になるとかなり頻度が増えてきます。こちらも評価基準となりますが、どちらかと言うと一般入試などでどれくらい得点できるかということを学校の先生方も判断する材料として実施している性格が強く、成績自体は定期テストよりも比率は低く設定されていることが多いようです。

 

以下は、学校の先生方の依存度が強くなる評価基準です。

③授業態度 (1割~3割)

授業中の態度を得点化します。居眠りをしている、授業妨害をする、授業に参加していないなどの言動は、減点対象として扱われます。(まぁ当たり前ですが・・・)逆に、積極的に発表などをする、興味を持って取り組むなどはその姿勢が評価され加算されます。これも担当の先生によって判断基準がまちまちだと思いますが、興味を持って積極的に授業に取り組む姿勢を先生に見てもらうことが大切だと思います。間違えてもいいので積極的に発表する、質問する習慣を付けてほしいところですね。そのほうが自分自身の為にもなりますし、授業を受けること自体楽しくなりますよ。また、これは実技科目での比率が高くなる傾向があります。

 

④ノート点 (0割~2割)

これもある場合とそうでない場合があります。ノートをしっかりと取っているのは授業をしっかりと聞いている証拠にもなります。(ただ写しているだけは、意味がないですよ!)また、色ペンなどを使用して見栄えのいいノートを作りを心掛けてください。自分が見直した時にわかりやすいノートを作るようにしましょう。板書したことを書いていない、丁寧に書かれていないノートの評価が低くなることは言わずもがなです。

point! : 先生が口頭で説明されたこともメモしておくと尚良し!

⑤提出物 (0割~3割)

ノートも提出物ですが、それ以外の提出物も採点対象となります。一番よくあるのは、ワーク(問題集)ではないでしょうか。基本的に定期テスト時に合わせて提出するよう指示されることが多いようです。その他もろもろ提出物関連は、期限を守って必ず提出するようにすること。テスト前に慌ててしないように、余裕を持って早い段階から進めておくようにしておきましょう。

まとめ

以上どうだったでしょうか?テストの点数はいいのに成績が芳しくない場合はそれ以外の所で減点されている可能性が高いと思います。自分の改善点を見つけ良い成績をつけてもらえるよう努力していきましょう。学問に王道なし。地道に一つずつコツコツと!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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