こんにちは。今回は2022年/令和4年の3月に実施される兵庫県公立高校一般入試を受験する予定の受験生に効率的に学習を進めてもらう為、過去の兵庫県公立高校一般入試の傾向などを分析しています。今後の受験対策の一助となれば幸いです。
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令和3年度/2021年度入試問題【社会】
問題構成【社会】
問題は地理分野で13問、歴史分野で14問、公民分野で12問の合計39問で構成されていました。配点は地理分野が35点、歴史分野が35点、公民分野が30点となっており昨年同様でした。どの分野も均等に出題されており例年通りと言えるでしょう。また選択問題による出題が多くなっているという点と資料や図表のボリュームが増えています。
難易度自体は昨年と比較すると若干易しかったかなという印象です。(令和3年度:60.1点、令和2年度53.4点)
社会は他の科目よりも平均点が安定して高いところで推移しています。(50点台後半くらい)
なのでしっかりと得点できるように訓練しておきましょう。
地理分野:過去の出題範囲・入試対策ポイント
過去の記事でも同じことを書いてきていますが、地理分野はある程度年ごとに出題されるところが絞られているのである程度の予測を立てることができます。
出題範囲(過去5年分)
【世界地理】
2021年度 → アジア州(南アジア)
2020年度 → 世界地図
2019年度 → 北アメリカ州、ヨーロッパ州
2018年度 → 世界地図
2017年度 → アフリカ州、南アメリカ州
【日本地理】
2021年度 → 北海道地方
2020年度 → 近畿地方・中部地方
2019年度 → 中国・四国地方
2018年度 → 関東地方
2017年度 → 東北地方
2016年度 → 九州地方
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世界地理はしばらく出題されていなかったアジア州からの出題、日本地理に関してもかなり出題されていなかった北海道地方が出題されました。北海道地方に関しては、やっと出たかという印象です。
令和4年度 地理分野:過去の出題範囲・入試対策ポイント
さて先ほどもお伝えした通り、地理分野はある程度的を絞ることができます。では2022年度兵庫県公立高校入試問題はどこが出題されるか予想していきたいと思います。
まずは世界地理ですが、次回の入試問題では「世界地図」が本命ではないかなと言う風に考えています。というのも、2021年は東京オリンピックがありましたし、どこかの地域に絞ってというよりは日本を中心とした世界地図を基に構成された問題が作成されるのではないかと考えています。時差問題との相性もいいですからね。
また、個人的には「地図」に関する問題とかもそろそろ出題されるんではないかと考えています。メルカトル図法、モルワイデ図法、正距方位図法などの使用例みたいなのをA君とBさんが話しあっているみたいな。
さて、「世界地図」で出題されるというのが本命ですが、残り出題される可能性が高いのは「南アメリカ州」、「オセアニア州」でしょうか。
もちろん全て学習するのが前提ですが優先順位を付けるとしたらこんな感じになります。
さて、次は日本地理についてです。10年以上出題されていなかった北海道地方が久々に登場しました。2年連続出題されることはおそらくないので、今回の本命からは外します。
さて、では今回の本命はどの地方かというとこれもオリンピック絡みの「関東地方」かなぁと思っています。もともと関東地方は出題されることが多い地方です。(情報も多いし、問題も作成しやすいことが考えられる)2022年度では出題される可能性は高めだと思います。
後は順番にいくと、「九州地方」、「東北地方」がしばらく出題されていないです。そろそろ出題される可能性は高めだと思います。九州地方に合わせて、「沖縄」も視野に入れておくほうがいいかもしれません。
あとは、毎年同じですが地図問題ですね。必ず出題されていますね。
令和4年度 歴史分野:過去の出題範囲・入試対策ポイント
歴史分野に関しては、、、、
毎年同じことを繰り返しています、、、
縄文から近代までまんべんなく出題されています。どこかの時代だけ掘り下げて学習するというよりも広く浅く学習するのをおすすめします。
まずは時代区分をしっかりとおさえるというのもポイントです。そしてその始まりと終わりの年号を覚えておくと、新しい年号の出来事が登場しても自分で何時代のお話かを理解することができます。
先生「805年に、最澄が・・・」
生徒「794年に平安時代が始まって、1185年から鎌倉時代だから、最澄は平安初期の人物だな。」
みたいな感じですかね。
ただ敢えて優先順位を挙げるとすれば、医学と歴史という観点から学習を進めるといいかもしれません。
これは昨年度も同じこと書いています。昨年そういう観点から出題されていないので、今年度はありえるかもしれませんね。
令和4年度 公民分野:過去の出題範囲・入試対策ポイント
公民分野も歴史と同様広く浅く学習しておく必要があります。まんべんなく出題されていますね。ただ、今年度は「税」に関しての学習を優先させておくほうがいいかもしれません。昨年この分野に関しての出題がありませんでしたので、優先的に問題が作成されるのではないかと思っています。
また、資料や図表を読み取って答える問題は公民分野で組み込まれています。比較的長い文章や資料を見て解く問題はおそらく公民分野で出題されると思いますので、そのタイプの問題の訓練もしておくことをおすすめします。また国際組織などの復習もしておくこともおすすめします。
兵庫県公立高校受験対策おすすめ問題集
兵庫県公立高校の過去問を効率よく解いていきたい場合は上の問題集【虎の巻】がおすすめです。
①過去10年分の問題が単元ごとにまとめられている
兵庫県公立高校の入試を考えているのであれば、過去問は必ず購入するべきです。そして過去5年分必ず解きましょう。そうすると自ずと自分の不得意科目や苦手分野というのが見えてきます。その際に利用価値があるのが上記の問題集です。
高校入試虎の巻は過去10年分の問題が単元ごとにまとめられており、非常に使いやすい問題集になっています。
受験生は時間との戦いでもあります。
似たような問題解きたいなと思って探すのに結構時間がかかったという経験ありませんか?
兵庫県公立高校の入試問題で実際に出題された問題を各単元ごとにまとめられていますので、問題をストレスなく探し出し学習に集中して解くことができます。
②詳しい解説+αがついている
過去10年分に遡って解説が添付されているので、しっかりと学習をすすめることができます。ただ、社会は解説がないようです。
もう一点業界初ということで、どうしてもわからない問題に関しては、質問するとさらに詳しい解説を送り返してくれるアフターフォローをされています。もちろん無料です。
これ大変だと思いますけどね。この出版社の意気込みを感じますね。
③値段がリーズナブル
完全に兵庫県公立高校入試問題に特化した問題集で、しかも単元ごとに分けられており、これ一冊で5科目すべてに対応できる点もいいところだと言えます。
それで2750円(税込)は非常にお値打ち価格だと思います。問題集を各科目一冊ずつ購入しても1000円×5=5000円はかかるところだと思います。
問題集を買ってはみたもののやらずで机の肥やしになっている問題集はありませんか?
そうであれば、この兵庫県公立高校の入試問題を直接使用し、出題傾向が集約されたこの1冊を一生懸命解くほうがいいのではないかなぁと思います。
最終手段として、受験生におすすめできる問題集です。
まとめ
今回は令和4年度/2022年度の兵庫県公立高校一般入試社会の分析と対策についてまとめてみました。
もちろん全ての単元をしっかりと復習することが理想的ですが、他教科との時間配分や得手不得手もあると思います。時期にもよると思いますが、効率よく優先順位を考えて学習を進めていきましょう。
今年の受験生も受験以外のことにも神経を使いながらの戦いになると思います。健康管理にもしっかりと気を付けながら、受験に挑んでほしいと思います。
頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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