ここでは兵庫県公立高校一般入試の出題傾向と対策をまとめていきたいと思います。以下に書かれている内容は当サイト管理人が分析したデータを基にご紹介しておりますが、以後の試験内容や出題形式が必ずそうなるという保証はありませんので参考程度にご覧ください。
問題構成
大問は全部で6問あります。そのうち、リスニング問題が1問、長文とされる問題が2問含まれています。設問は全部で35問程度です。
Ⅰ リスニング問題
Ⅱ 空所補充問題
Ⅲ 会話表現
Ⅳ 英文読解(長文:1ページ分程)
Ⅴ 会話読解(長文:1ページ分程)
Ⅵ 整序英作
ここ何年かはほぼこの流れで問題が出題されています。
それでは、以下で対策すべきポイントをご紹介していきたいと思います。
英語学習のポイントはここだ!
①リスニング問題
リスニング問題は試験の始めに実施されます。時間にしておよそ7~8分程度。問題は同じ会話が2回流れます。試験時間50分ですから、7~8分というのは結構時間を費やすことになります。早く終えられるということはないので必ずその分時間を使わないといけません。配点はなんと24点!点数の約1/4を占めるのです。ここで点数を取るか取らないかで大きく違ってきます。ペーパー問題と同じぐらい時間をかけてもいい分野ではないでしょうか。リスニング問題はある程度訓練をすれば、英文読解の問題よりも即効性があり、点数に結びつきやすい分野だと言えます。(もちろん英単語を書くというスキルは必要ですが)赤本を購入すればリスニング問題が入ったCDが付録されているので、必ず5年分は問題を解くようにしましょう。
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②空所補充問題
やや英文が登場し内容を把握したうえで英単語を補充するという問題です。配点にして10点分。この問題は簡単に言えば、英単語問題。英単語のつづりが書けるかどうかということです。兵庫県公立高校の一般入試において、100%ではありませんが高確率である規則性が存在しています。それは、この問題で答える英単語は1年生のうちに学習する名詞・形容詞が非常に多いということです。
例えば、2017年度の入試問題の答えは
Thursday,hour,guitar,children,rains なのですが、rainsが若干疑わしいですがその他の英単語はほぼ1年生の間に学習する英単語のはずです。Thursday,guitarなんかは1学期に早々に登場する英単語です。
読めるが書けない英単語もあるはずです。それを全て書ける状態にするのが理想的ですが時間に余裕がない場合は、1年生のテキストの後ろの載っている英単語(名詞、形容詞)を中心に覚え直しをするのがいいのではないでしょうか?わかるが書けない!という状態にならないように。
③整序英作問題
次の得点源はおそらく一番最後の整序英作問題すなわち並び替え問題ではないでしょうか?まず、何よりもこの問題のメリットは英単語はすでに登場しているという点にあります。つづりミスで減点ということはありません。正確に言うと英単語を書く必要もなく記号を正しい順番に並び替えるという問題です。つまり、英単語を書く能力は求められておらず、ここでのポイントは英連語・熟語を暗記(理解)しているかということです。あわせて英文法の内容も試されています。英単語を覚えるのが苦手な生徒には絶対に落とせない問題です。薄いものでいいので今までに学習した英連語や熟語を繰り返し見直しましょう。配点にして12点。全問正解すれば大きいです。
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まとめ
英語が得意で高得点を取れるという生徒には拍子抜けな内容だったかもしれません。しかし、英語が得意な生徒はおそらく英語長文の問題もしっかりとできているはずですが、意外とこういったところで点数を落としがちです。英語が得意な生徒は、更に点数アップのためにこういった基本的なところから学習を。苦手な生徒はまずこの単元で点数を落とさないようにするということを意識して学習に取り組んでくれればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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