兵庫県教育委員会が学力検査について発表
2017年の3月に実施された一般入試の学力検査の結果について、兵庫県教育委員会より報告がHP上でされました。
平均点は以下の通りです。
2017年度(平成29年)
国語 68.1点/社会 59.1点/数学 50.8点/理科 51.8点/英語 58.4点
ついでに、2016年度、2015年度の平均点もご覧ください。
理数が得意な生徒には不利な年が続いている
過去3年分の平均点から、理科と数学すなわち理系科目の平均点が低く受験生にはやや難しい問題だと感じます。特に2016年度(H28年度)の理科の問題は特に難しく平均点も約40点まで下がりました。その翌年はそのあたりもおそらく考慮して問題のレベルも多少落ち着き、平均点が約50点まで回復しています。
さて、理数科目の問題が難しいのであれば理数科目が得意な生徒のほうが有利ではないのか?と思うかもしれませんが逆です。
当日の点数で得意科目で点数が伸びず、点数をかせげなくなってしまいます。もちろん、どんな数学や理科の問題が出たとしても常に80点以上の成績を残せるというのであれば、何ら問題でありません。ですが、データからもわかるように2017年度(H29年度)の数学と理科で80点以上の成績を残せた生徒はわずか1.4%と7.1%、すなわち一般入試全受験者26,652名の内、人数にしておよそ380人、1900人程度であったことがわかります。理系科目でライバルと大きく得点で差を付けるのは至難の業なのかもしれませんね。
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あまり平均点は参考にならない
もちろん一つの目安として平均点は参考にするべきですが、大切なことは自分が何点取ることができれば、目標校に合格できるのか?ということです。
意外に盲点かもしれませんが、兵庫県の一般入試の学力検査は日本海側から淡路島までどこの公立高校でも同様の問題が使用されています。兵庫県教育委員会としてはその平均点を参考にして、今後の学力検査の作成の材料として使用していると思いますが、受験生側としてはあまり意識するべきものではないのかなと思います。平均点がどうのこうのというよりも当サイトの他の記事でも書かせてもらっていますが、内心点 + 5科目÷2 (+加算点) → 目標校の合格点に届いているか?
これが一番大切なことです。
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