【国語】ここがポイント!|2018年度兵庫県公立高校入試問題出題傾向と対策

こんにちは。今日は兵庫県公立高校の国語の入試問題の出題傾向と対策についてまとめていきたいと思います。以下に書かれている内容は当サイト管理人が分析したデータを基にご紹介しておりますが、以後の試験内容や出題形式が必ずそうなるという保証はありませんので参考程度にご覧ください。

問題構成

 

全部で40問程度出題されます。大問は5問で構成されています。2015年度の入試問題から慣用句や敬語など現代語に関する一般知識が問われる問題が出題されるようになりました。問題は言語知識・漢文・古文・小説・論説文となっています。また余談ですが、2016年度以前は評論文・小説・古文・漢文の順で問題が出題されていましたが、ここ2年その順序が入れ替わり出題されるようになっています。また、漢字問題も同じ漢字を使用するものを選択欄から選ぶといった選択問題が増加している点も近年の特徴です。

ちなみに、2017年度の入試問題の配点は以下のようになっています。

一 言語知識   8点

二 漢文   12点

三 古文   15点

四 小説   32点

五 論説文  33点

ご覧いただけばわかるように、言語知識も含め実に7割以上が現代文に配点されていることがわかります。

 

国語学習ポイントはここだ!

●古文・漢文で差をつける!

現代文での配点が高いとは言え、古文・漢文合わせた配点は3割近くあります。中学生の学習する国語はどうしても現代文に偏りがちで、あまり印象に残らない生徒が多いのが古文・漢文というジャンルではないでしょうか。しかし、高校生になれば話は別ですが中学生レベルであれば、ある程度時間を取って学習をすれば満点を狙える単元です。英語の学習と同じ感覚で古語を覚えたり、文法を覚える感覚で書き下し文を覚えていけばいいのです。また、覚えるべき古語や文法ルールは英語に比べればはるかに少ないです。国語で高得点を狙うにはこの二つの単元を集中的に復習するべきでしょう。歴史的仮名遣いや返り点などの基礎問題は毎年出題されています。

 

●小説・論説文は時間との戦い

この単元は得意・不得意が個人によって大きく分かれるところです。小説のほうが点が取れるという生徒もいれば、論説文のほうが点が取れるという生徒もいます。どちらにせよ、大切なことは、スピーディーに問題を解いていく(もちろん正答率も上げていく)ということです。娯楽的に小説を読んだり、教養として論説文を読むわけではなく、いかに得点するかということを求められるのが入試の国語です。正攻法ですが、過去問や実践形式の問題を時間をしっかりと設定してまずは解いてみる。その後、誤答の問題は自分が納得できるまで読み込んで復習するということを繰り返し行うことです。

兵庫県公立入試に限ったことではありませんが、論説文を読む時は作者の主張(伝えたいこと)が何なのかということを意識して読んでいきます。まずはこれが論説文で問題を解いていく際の基本です。また、小説では登場人物の心情を意識して読んでいきます。出来事(何が起こって)⇒心情(どういう気持ちになって)⇒言動(どういう行動に出たか)のつながりを意識して読みます。論説文も小説のどちらの場合も選択問題の場合はどこが質問に対して適切ではないのかという所までおさえていきます。最初は時間がかかると思いますが、最初の段階から時間を設定し(15分ぐらいで)問題をどんどん解いていくようにしましょう。

●漢字・敬語・ことわざ・慣用句は普段から使用する

言語知識も含め15点分ほどは知識でカバーできる問題です。普段から新聞を読んだり、ことわざ・慣用句などそれ専用の参考書も売られているので、薄いものでいいので一冊しっかりと終わらせるようにしましょう。

●現代文の文法問題は一番最後に学習を

現代文の文法問題も必ず出題されますが問題数は2問(配点2点×2)とそれほど比重は高くありません。文法問題に時間を割くのであれば、まずはそれ以外の単元に時間を使い時間が余るようであれば、最後の仕上げとして文法問題を解くようにするのが賢明かと思います。

まとめ

国語は学習が難しいとされる科目です(苦手な生徒には)。漢字などの知識や古文・漢文のような文法知識でカバーできるところで点をしっかりと獲得することが高得点のカギです。それに合わせて、現代文は問題を解くという観点からスピーディーに文章が読める訓練をしていきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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