こんにちは。
今回は兵庫県の推薦入試と特色選抜の違いについてまとめていきたいと思います。
兵庫県公立高校 推薦入試と特色選抜の違い
推薦入試と特色選抜の出願資格は以下のように明記されています。
推薦入試
当該当学科またはコースを第1志望とする者のうち、次の条件を満たし中学校長が推薦する者。
①当該学科・コースを志望する動機・理由が明白かつ適切であること。
②当該学科・コースに対する適正及び興味・関心を有すること。
特色選抜
志願する学校を第一志望とし、当該高等学校の特色ある教育内容を理解し、当該高等学校で学習する強い意欲を持っている者。
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以上、推薦入試と特色選抜の説明を引用しました。
二つの受験方法の大きな違いは学校長の推薦が必要かどうかという点です。
推薦入試は、どんなに自分が受験したくても学校側が推薦してくれなければ受験すること自体不可能ですが、特色選抜の場合は自分が受けたいと思えば受験可能だということになります。
ただ、受験生側からしてみればさほど大きな違いがあるわけではありませんので、それほど神経質に考える問題でもありません。
共通して言えることは、どちらもその学科・コースを第一志望として考えており、合格したら必ず入学するという意思を持っておかなければならないということです。
もちろん推薦入試と特色選抜を同時に受験することは不可能です。第一志望という意味がなくなってしまいますから。
受験日や選抜方法は?受験区域は?
推薦入試も特色選抜も受験日は同じ日に設定されており、2月の中旬(バレンタインデー前後)に設定されています。
選抜方法としても、各学科やコースによって様々ですが面接は必ずあります。その他、小論文や適性検査などを実施する学科やコースもあります。
また、受験区域に関しても県下全域で受験が可能な学科・コースもありますし、該当する学科・コースがある区域+隣接する区域のみ受験できるという場合もあります。
推薦入試や特色選抜は受けるべきか?
例えば、第一学区の六甲アイランド高校を受験したいと考えていたとします。六甲アイランド高校は単位制の学校で、実に募集定員の半分は推薦入試で合格者を出しています。
仮に学力的に十分足りている状態なのであれば、推薦入試でトライするべきです。(推薦ももらえるはずですから)
先ほどもお伝えしたように、受験は一般入試より約1か月早く実施されてますので、その分早く受験から解放されます。学力が十分に備わっていてその高校を第一志望と考えている生徒には有難い受験システムだと言えるでしょう。
逆に、デメリットは推薦入試や特色選抜に合わせた学習(訓練)を積まなければならないということです。
面接の小論文の練習や適性検査も一般入試とは出題傾向も違っていますので、その学習に時間を割くことになります。もし万が一残念な結果に終わったしまった時のことも考えておかなくてはなりません。
まとめると・・・
推薦入試も特色選抜も受験回数が一回増えるという点では合格確率は上がっているかもしれませんが、安易な気持ちで受けることは避けたほうが無難です。
出願資格にもあるように、『その学科・コースを第一志望と考えることのできる』強い意思が持てる時に、学校や保護者に相談して受験するかどうかを考えてみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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