さて、今日は兵庫県高校受験において専願・併願の入試制度およびそのメリット・デメリットをお話していきたいと思います。
専願・併願の入試制度
まず受験をする際に大きく受験方法を二つに分けるとすれば、専願か併願のどちらにするのか?という点にあります。専願とは、公立高校を受験せず私学のみ受験するという出願方式です。つまりその高校に受験すれば必ずその高校に入学するという条件で受験します。一方、併願とは、私学の高校1校、公立の高校1校ずつ受験する方法です。(ここでは複数志願選抜や推薦入試・特色選抜の話はぬきとします。)私学のほうをいわゆる滑り止めという形で受験するわけです。専願にするか併願にするかは予め出願する段階で決定します。後からやっぱり公立高校を受験するという変更はできません。
専願のメリット・デメリットは?
別の記事でもご紹介させてもらっていますが、専願で出願するメリットは併願で出願するよりも合格最低点が低く、合格しやすいということが言えます。合格すれば必ずその高校に入学するという条件のもと受験を受けているので、併願で出願している生徒よりも合格確率は高いと言えます。逆にデメリットはやはり公立高校の受験ができないということです。もちろん推薦入試、特色選抜も受験することはできません。
公立高校だけの受験はできるのか?
『うちは必ず公立高校に行ってもらう。だから、私学受験はしないです。』そういう考えのご家庭もあると思います。まず、公立高校のみの受験自体はもちろん可能です。あまりこういう言い方はしませんが、公立高校の専願という形です。(複数志願は可能です)ですが、よほどの自信があれば話は別ですが公立高校のみの受験という選択は極力避けたほうがいいでしょう。というのも、やはり受験生のことを考えた場合『これでダメなら行くところがない』と重圧が大きくなり十分な力を発揮できない恐れがあります。当日は何が起こるかわかりませんから。行く行かないは別として、また受験慣れする意味も含めて公立高校が第一志望でも私学受験をしておくことをおすすめします。
専願・併願どちらがいいのか?
この質問に対しての返答は各ご家庭で違ってくると思います。専願・併願は上にも書いてきたようにそれぞれメリット・デメリットがあります。様々な視点から総合的に判断して専願にするのか併願にするのかを判断しましょう。2学期の10月あたりから学校でもそのあたりの意思のすり合わせとして三者面談が実施されますが、すぐに決定する必要性はありません。具体的に12月あたりを目安に決定されればいいかと思います。当事者(受験生)も含めてしっかりと相談し決定してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント