こんにちは。今日は兵庫県公立高校の数学の入試問題の出題傾向と対策についてまとめていきたいと思います。以下に書かれている内容は当サイト管理人が分析したデータを基にご紹介しておりますが、以後の試験内容や出題形式が必ずそうなるという保証はありませんので参考程度にご覧ください。
問題構成
全部で35問程度出題されます。大問は7問で構成されています。近年兵庫県公立高校の数学の問題は難易度が高めです。数学が苦手な生徒からしては大変かもしれませんが、まずは点数を取るべきところでしっかりと得点することがポイントとなってきます。
出題範囲は3年間学習した範囲からまんべんなく出題されます。
数学学習ポイントはここだ!
●『大問1』は全問正解する
大問1は小問集合となっています。全部で7問出題されます。計算問題を筆頭に基礎的な問題が出題されています。まずはこの問題を全問正解することを目標にします。というのも、これらの問題の配点は1問4点となっており、全て正解で28点となり、全体の1/4以上の振り分けとなっています。後に出てくる難問を正解しようが、大問1の問題を正解しようが得点はどちらも同等の得点です。まずは、大問1の問題が全問正解できるようにしましょう。具体的に計算問題を中心にスピーディー且つ正確に解く訓練をします。過去問を利用してもいいと思います。5分以内に全問解く訓練をしましょう。
●『連立方程式の利用(文章題)』は常連問題
2017年度の問題はあからさまな連立方程式の利用は登場しませんでしたが、基本的に大問2の問題は連立方程式の利用(文章題)が主流で登場しています。この単元は優先順位を上げて学習しておく必要があります。問題が複雑化していますが、まずは基本的な問題から様々なパターンの問題を解いておくべきでしょう。逆に言うと一次方程式の利用(文章題)で問題を解く必要はありません。今までほとんど出題されていません。文字を二つ(連立方程式)使って式が立てられるようにしておけばいいと思います。
●近年出題頻度の高い『資料の整理』
2012年度の入試問題の大問1で初めて登場し、2015年度に一度大問にで連立方程式の利用との融合問題として登場している資料の整理。その後も大問1で必ず登場しています。近年兵庫県の公立高校の入試問題ではトレンドの問題となりつつあります。この単元は中1の後半に学習するのですが、学校での学習の進行状況が遅かったりすると結構足早に学習を済まされてしまったりすることがあります。その為、あまり印象に残っていない単元な生徒も多いのではないでしょうか?ですが、兵庫県の最近の出題傾向で考えると重要な単元となってきます。少し時間を取れば、他の単元に比べれば得点できる確率が高い単元だと思いますので、優先的に復習すべきところだと言えます。
●一次関数は幾何的解法重視、Y=aX2は代数的解法重視
中2で学習する一次関数の利用はどちらかというと図形グラフを利用して答えを導く幾何的解法が重視されている傾向にあります。問題につけられているグラフを最大限利用して解くというのが時間を短縮するコツです。また、2017年度、2016年度と2年連続でダイヤグラムの問題が登場しております。図を書いて問題を解くということに慣れておくほうがいいでしょう。それとは反対にY=aX2 の絡んだ問題では、どちらかというと代数的解法が重要視されている問題が多く登場しています。もちろん図形からヒントを得てという形にはなりますが、最終的には計算から式を立て答えを導くという方法に慣れておくようにしましょう。
●大問3以降の最終問題は解かない
解かないという言い方はやや言い過ぎかもしれませんが、少し考えて解法までの道筋が立たない場合は次の問題に取り掛かるほうが無難です。50分という限られた時間の中でいかに点数を稼ぐか?ということを考えた場合に、やはり各大問の最終問題は少し効率が悪いと判断するべきです。時間をかければ解けるかもしれませんが、あまり固執せずとにかく最後の問題まで、できるところを順に解いていくという方法を取りましょう。時間が余れば戻るぐらいの心づもりで。
まとめ
今回は兵庫県公立高校の数学の入試問題についてまとめてきました。確率や相似を利用する図形問題などももちろん登場しています。全てやり直すことが理想的ですが、個人的には上記の単元から復習することをおすすめします。先にも書いたように兵庫県公立高校の数学の入試問題は平均点も低く簡単な科目ではありません。まずは、自分が解ける問題で絶対に点数を落とさないこと。途中で時間切れになって後半の問題が解く時間がなくなってしまったということがおきないよう、難しい問題は後回しするということを意識してください。普段から時間と正確性を意識して問題に取り組むようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント