<理科>2020年度・令和2年度兵庫県公立高校一般入試|出題傾向と学習のポイント

こんにちは。

こちらの記事は2019年度の兵庫県公立高校一般入試の分析と2020年度(令和2年度)の入試対策についてまとめています。

2019年度、2018年度版は以下にまとめています。そちらも参考になる箇所もあるかと思いますのでよければご覧いただければと思います。

〈2019年度版〉【理科】兵庫県公立高校一般入試出題傾向と対策
ここでは兵庫県公立高校一般入試の理科における出題傾向と対策をまとめていきたいと思います。以下に書かれている内容は当サイト管理人が分析したデータを基にご紹介しておりますが、以後の試験内容や出題形式が必ずそうなるという保証はありませんので参考程
【理科】ここがポイント!|2018年度兵庫県公立高校入試問題出題傾向と対策
ここでは兵庫県公立高校一般入試の出題傾向と対策をまとめていきたいと思います。以下に書かれている内容は当サイト管理人が分析したデータを基にご紹介しておりますが、以後の試験内容や出題形式が必ずそうなるという保証はありませんので参考程度にご覧くだ

平成31年度兵庫県公立高校一般入試実施結果について

※上記リンク先9ページ目理科詳細

2019年度(理科)問題構成

問題は全部で完答問題含め44問。

詳細は上のリンク先(ページ目)でご確認いただければいいかと思いますが、2019年度の問題構成は以下の通りです。

大問Ⅰ 小問(16点) → 音、植物の生殖、岩石
大問Ⅱ 生物(21点) → 生命を維持するはたらき(人体)
大問Ⅲ 化学(21点) → イオンと中和反応
大問Ⅳ 地学(21点) → 日本の天気・飽和水蒸気量
大問Ⅴ 物理(21点) → 圧力、浮力、フックの法則

配点は順に、16点、21点、21点、21点、21点となっておりここ数年変化がありません。

理科過去5年分の出題範囲

2018年度/平成30年度
大問Ⅰ 小問(16点) → 地層、刺激と反応、化学変化と物質の質量、仕事
大問Ⅱ 生物(21点) → 植物の体のつくりとはたらき
大問Ⅲ 化学(21点) → 身の回りの物質とその性質、化学変化と物質の質量
大問Ⅳ 物理(21点) → エネルギー変換の効率、回路と電流・電圧、電気とそのエネルギー
大問Ⅴ 地学(21点) → 日周運動と自転、年周運動と公転

2017年度/平成29年度

大問Ⅰ 小問(16点) → 血液の循環、地震計、放射線
大問Ⅱ 生物(21点) → 染色体、花の作り、遺伝
大問Ⅲ 化学(21点) → イオン、電池
大問Ⅳ 地学(21点) → 雲のでき方・種類、乾湿計、前線
大問Ⅴ 物理(21点) → 運動の速さ・エネルギー

2016年度/平成28年度

大問Ⅰ 小問(16点) → 呼吸、状態変化、日本の天気、光と音の性質
大問Ⅱ 化学(21点) → 酸化還元反応、質量保存の法則
大問Ⅲ 生物(21点) → 人の消化、消化酵素、血液の循環
大問Ⅳ 地学(21点) → 火成岩のつくり、鉱物、柱状図
大問Ⅴ 物理(21点) → 磁界、オームの法則、電力

2015年度/平成27年度

大問Ⅰ 小問(16点) → 光合成、電流、飽和水蒸気量、発電(エネルギー)
大問Ⅱ 生物(21点) → 顕微鏡の使い方、遺伝、密度
大問Ⅲ 化学(21点) → 質量%濃度、気体の性質
大問Ⅳ 地学(21点) → 月の満ち欠け、星座、南中高度
大問Ⅴ 物理(21点) → 光の屈折、鏡の反射

2014年度/平成26年度

大問Ⅰ 小問(16点) → 火山、気圧、イオン、動物の分類
大問Ⅱ 生物(21点) → 刺激と反応
大問Ⅲ 化学(21点) → 金属・化合物の性質・反応、密度、化学反応式
大問Ⅳ 地学(21点) → 初期微動継続時間、地震計
大問Ⅴ 物理(21点) → 運動・力学的エネルギー保存・電流
細やかな部分は省略していますが、以上が過去5年分の問題構成です。小問から始まり、生物分野、地学分野、化学分野、物理分野がまんべんなく出題されていることがわかります。

2020年度に向けての対策・ポイント

化学分野

2019年度はイオン(中和反応)が出題されました。なので、イオンが絡んだ問題が2020年度の入試で出題される可能性はやや低いと思います。

化合や分解をテーマとした化学反応式を絡めた問題が出題されるのではないかと思っています。銅やマグネシウムの酸化還元反応は問題も作りやすいですし要注意かなと思っています。

物理分野

物理分野はそろそろ磁界を絡めた問題が出題されると思っています。電流と合わせて出題される可能性もありますね。両方合わせて出題されているのは、2016年度まで遡らないとありません。2018年度は電流の問題が出題されていますので、やはりそろそろ磁界の問題をマークしておくほうがいいでしょう。

もう一つ物理分野で出題されそうな単元は、光です。凸レンズの問題や光の屈折に関する問題は出題される可能性が上がっていると思います。この単元もここ最近出題されていません。

地学分野

この単元も基本的に天気と地震が交互に出題されています。なので順当にいけば、2020年度は地震・鉱物・柱状図の単元から出題される可能性が高いと思います。

柱状図に関しては2016年度以降出題されておらず、そろそろ出題されそうな気がしています。同時に出題される可能性は低いと思いますが、地震(S波・P波)の単元もやはり2020年度はマークしておくべきでしょう。

生物分野

生物分野は小問も含めていえば、やはり植物に関する問題が多く登場しています。昨年度は動物(人体)の分野から登場していますので、おそらく植物の分野から大問が構成されるのではないでしょうか。

中学1年生で学習する単元から中3で学習する遺伝の範囲までしっかりと復習しておくことをおすすめします。

まとめ

以上今回は2020年度・令和2年度 兵庫県公立高校一般入試理科における分析と対策をまとめてみました。今回の記事のポイントは

①化学分野は、分解・化合の実験問題が出題される可能性が高い。
②物理分野は、磁界・光の単元が出題される可能性が高い。
③地学分野は、地震・柱状図の単元が出題される可能性が高い。
④生物分野は、全体的に復習をしておく。出題頻度高め。
となります。

もちろん全範囲総復習することが理想的です。理科の兵庫県公立高校の一般入試は平均点が低く、おそらく2020年度も爆発的に平均点が上がるということはないと思います。

時期にもよりますが、単元を絞って深く学習するほうが得点にはつながると思います。

受験生のみなさん頑張ってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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