サイトアイコン 兵庫県公立高校入試情報ネット

ついに変更!「志願変更」の見直しについて|兵庫県公立高校入試情報

こんにちは。今回は兵庫県公立高校一般入試における「志願変更」の変更点についてご紹介したいと思います。

今回の記事に関連する内容として、「単独選抜・複数選抜」これまでの「志願変更」については過去の記事で詳しくご紹介しております。


関連記事:

志望校変更できる?兵庫県公立高校の志望校変更について

公立高校も2つ受験可能?|兵庫県公立入試の複数志願選抜について


単独選抜・複数志願選抜

今回の話でこれは重要なことなのでもう一度おさらいしておきたいと思います。

現状(2018年現在)の兵庫県公立高校の一般入試に関しては、単独選抜と複数志願選抜という2つの受験方法があります。

簡単に言うと、1つの高校を受験するか(できるか)、2つの高校を受験するか(できるか)ということです。

単独選抜は、工業科や商業科など専門学科の高校
複数志願選抜は、普通科や総合学科などの高校

複数選抜の出願が可能な高校(学科)の場合でも、1つの高校(第一志望)のみでの出願は可能です。

単独選抜は、もともと第一志望の高校のみでしか出願が出来なかったので、第一志望でも志望校を変更することが可能でした。

(複数志願の場合は、第一志望の志望校変更は不可。第二志望の志望校のみ変更が可能)


関連記事:

併願で私立も公立も合格!どちらに行くか決められるの?


受験方法に抜け道があった!

ですが、以前から兵庫県教育委員会でも議題にあがっていたようなのですが、現状(2018年度)の入試方法だと以下のようなことができることになります。


【A君の作戦】

A君の第一志望は、Ⅰ高校(複数志願選抜校)。だが、ボーダーぎりぎりのため倍率を見てから判断したいと考えている。けれど、複数志願選抜校の場合、第一志望の高校は志願変更ができない。(第一志望だけしか志願していなかったとしても。)

だから、A君は出願時に、専門学科であるⅡ高校(単独選抜校)に出願した。

単独選抜校であれば、倍率が出てからでも志願変更期間中に第一志望を出願変更ができる。

A君は、倍率を確認した後にⅠ高校を受験することにした。


以上のような、抜け道があったわけです。このような方法を取っていた受験生はいなかったと信じたいですが、今の受験システムであれば、この方法を容認してしまうことになってしまい、受験生の公平性を保つことができないため、兵庫県教育委員会が今回の「志願変更」の見直しを発表したのでしょう。

「志願変更」見直しの変更点

兵庫県教育委員会HPより引用

上の表の変更後④が見直しされた点です。それ以外の変更箇所はありません。

変更箇所は「単独選抜から複数志願選抜への変更の場合、同一校内の学科への志願変更のみ認める。その場合、第2志望は認めない。」のところ。

単独選抜と複数志願選抜が併設されている高校自体少ないので、かなり制限がかかった状態となりました。

〇 A高校(工業科)【単独選抜】 → A高校(普通科)【複数志願選抜】

〇 A高校(工業科)【単独選抜】 → B高校(工業科)【単独選抜】

× A高校(工業科)【単独選抜】 → C高校(普通科)【複数志願選抜】

今まであれば、×となってる志願変更が可能だったわけですが、それが2019年度の入試からは不可能となったわけです。

まとめ

今回は、兵庫県公立高校における「志願変更」の変更点についてご紹介してきました。

以上の話をまとめると

①兵庫県公立高校一般入試は単独選抜と複数志願選抜の2通りがある。
①単独選抜から複数志願選抜高校への「志願変更」の方法に見直しがあった。

ということになります。

変更はありましたが、ほとんどの受験生にはそれほど大きな影響を与えるわけではないと思います。志望校に合格できるよう受験生の皆さんは頑張ってくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

モバイルバージョンを終了