兵庫県公立高校一般入試等合格状況発表
兵庫県教育委員会より2018年度/平成30年度の兵庫県公立高校一般入試の合格状況が発表されました。
>>>平成30年度兵庫県公立高等学校入学者選抜合格状況(全日制 3月19日)
10%前後は第2志望での合格者
『平成29年度及び平成30年度兵庫県公立高等学校の入学者選抜等について』より抜粋
上記表は複数志願選抜に係る合格状況を示した資料です。個人的に着目したのは第5学区を除くその他の学区に関しては、第2志望での合格者がおおよそ10%前後存在していることがわかります。
例えば、2018年度/平成30年度における第一学区の場合、第1志望での合格者が4728人に対し、第1志望での合格者が527人いるわけですから、527÷4728×100=約11%の生徒は第二志望での合格者であるという計算になります。
もちろん、各学校ごとに多少の誤差はあると思いますが、第1志望で合格した生徒が約9割、第2志望で合格した生徒が約1割ということになります。
関連記事:公立高校も2つ受験可能?|兵庫県公立入試の複数志願選抜について
複数志願での出願が多い高校は注意が必要
『平成29年度及び平成30年度兵庫県公立高等学校の入学者選抜等について』より抜粋
2018年度の複数志願に係る第2志望志願状況を参考に抜粋しました。
【例:2018年度 尼崎高校の場合】
定員数 280名
第一志望者数 293名
倍率 1.05倍
なんですが・・・
第二志望者数 444名
その内、概算で10%の生徒が回ってくる(合格する)と仮定すると
293名÷(280名-44名)×100=約1.24倍
以上のように複数志願(第2志望)での出願者が多い高校は、複数志願で出願している生徒が理論上10%前後、第2志望で出願している高校に(合格者として)回ってくることも考慮した上で志望校を決定するほうがいいかもしれません。
もちろん、第1志望で受験する生徒には加算点(各地区によって異なる)が与えられた状態で受験できるわけですから、第2志望で受験する生徒より有利なことに変わりはありません。
第1学区(神戸淡路) 25点
第2学区(阪神丹波) 20点
第3学区(播磨東 ) 25点
第4学区(播磨西 ) 30点
第5学区( 但馬 ) 30点
しかし、現実問題として第2志望で合格する生徒がいるということは、その反面第1志望で受験して不合格になっている受験者がいるということです。
内申点や当日の受験での得点、倍率や複数志願での出願者数など様々な要因が絡み合ってきますが、志望校を決定する際は過去のデータなどを参考にしながらよく考えた上で決定するようにしたいですね。
関連記事:志望校変更できる?兵庫県公立高校の志望校変更について|兵庫県公立高校入試情報
まとめ
今回の話をまとめると
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