こんにちは。今回は推薦入試や特色選抜を受ける際に英検や漢検の資格を持っているほうが有利なのかどうかという疑問について書いていきたいと思います。
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一般入試は99%資格の有無は関係ない
まずは、一般入試で資格の有無が合否に影響するのかどうかということを書いていきます。一般入試は、内申点250点満点 + 学力検査250点満点 = 500点満点で合否を判断します。(加算点の話はここでは割愛)
なので、資格を持っているから何点プラスされるということはまずあり得ません。
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最後の最後に判断材料として使用される可能性はゼロではないですが、ほとんど関係ないと現状の兵庫県公立高校の一般入試に関しては言えるでしょう。
推薦入試・特色選抜ではどうか?
では、本題である推薦入試や特色選抜を受験する場合には有利なのかどうかですが、実はこれもさほど受験に点数として加算されているとは考えられません。
逆に例えば英語で英検を中3にして準1級を取得していたとしましょう。ですが、学校での成績は5段階中2という評価。極端な話かもしれませんが、これで学校の成績よりも優先して英検の資格を点数として加算してしまっては、本末転倒ですよね?
また、様々な事情から受検自体受けられない生徒だっています。ですから、推薦入試であろうが特色選抜であろうが資格を有していること自体が合否に大きく影響するわけではないと判断できます。それが大きく影響するのであれば、公平さを欠きますからね。
●学年相応ではない資格(級・段)は書かないほうがまし
これも巷でよく言われていることです。調査書に学校の先生が資格などを持っている場合はその内容を記載してくれます。が、これが学年相応ではない場合は書かないほうがましであると言われています。例えば、中学3年生の子が『俺九九完璧に言えるで!』と言ってもそれは学年相応の学力以下と見なされるだけであって返って印象が悪くなってしまうという理屈です。これがもし『俺99×99まで完璧に言えるで!』であれば、調査書に書いてもいいレベルだということになります。
つまり、様々な資格があると思いますが、学年相応以上の資格を持っていない限りは(特に英検・漢検がメインですが)調査書に記入することすら躊躇するものなので、中途半端に資格を取ってもあまり意味のないことであるということを理解しておきましょう。
●大切なのは肩書ではなく、それだけの能力を手に入れること
別に英検を取得していなくても、英語に堪能な人はたくさんいます。大切なことは、そのレベルに応じた能力をしっかりと自分自身が身につけているかどうかということです。自分のスキルを磨くために、モチベーションを維持するために、また自分の努力の形跡を形として残すためにチャレンジするのは否定しません。ただ、先ほどもお伝えした通り、現状兵庫県の入試制度において、その資格自体が大きく合否に影響するかと言われれば疑問符が付きます。調査書に書いてもらえる要素が多いことにこしたことはありませんが、学校の授業が疎かになり成績を落としてしまってまで取得するものではないと個人的には思います。
まとめ
今回は兵庫県公立高校の推薦入試を受ける際には資格を取得しておくほうがいいのかどうかということについて書いてきました。
まとめると
ということになります。今後兵庫県の公立高校の入試システムももっと英検や漢検を重視する時代がやってくるかもしれません。それはその時対応を考えましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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