こんにちは。今回は兵庫県公立高校一般入試の志望校の変更(志願変更)についてご紹介していきたいと思います。もちろん兵庫県公立高校においての志望校変更のお話は推薦入試は関係ありませんのでお間違えのないように。
兵庫県公立高校の志願校変更は可能か?
兵庫県公立高校の一般入試のシステムにおいて、複数志願選抜という方法を採用しています。これは事実上二つの公立高校を受験できるシステムで、公立高校を目指す受験生に取っては有難いシステムの一つです。
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公立高校も2つ受験可能?|兵庫県公立入試の複数志願選抜について
これとは別にもう一つ受験生にとってはありがたい方法があります。それが『志望校変更』というシステムです。その名の通り、出願した高校を変更することができます。少し悪い言い方すればあとだしジャンケンのようなものですよね。あとだしジャンケンができるのなら、こんな風に考える受験生も出てきそうですよね。
『最初は適当に出願しておいて、ある程度受験者数を見てから志望校変更すればいいか!』
こんな状態の生徒が増えてしまえば、倍率の混乱必至です。 ですから、志望校変更には条件があります。
●第一志望の志願変更は『不可能』
当然と言えば当然ですが、第一志望で出願した高校の志望校変更は不可能です。変更できるのは、複数志願の場合の第二志望の高校ということになります。
ちなみに、複数志願で願書を提出していない場合(複数志願受験可能校を第一志望とし、第二志望は未記入ということ)も残念ながら志望校の変更はできません。
●ただ、この場合は第一志望の志願変更は『可能』
ただし、第一志望の高校でも志望校の変更ができる場合があります。それは専門学科(単独選抜実施校)【工業科や商業科】を出願している場合です。
少しややこしいので補足します。
A君は、●●工業高校への進学を考えている。その場合は出願自体が第一志望のみとなるため●●工業高校に願書を提出した。(専門学科は、複数志願自体ができないから)
しかし、倍率を見てみると予想以上に高くそれであれば▲▲工業高校のほうが倍率も低く合格する可能性が高いと考えたので、志望校変更の手続きを行った。
これは第一志望でも志望校変更ができるパターンです。
逆から話をすると、工業科や商業化を第一志望に考えている生徒は複数志願での出願は不可能だということになります。なので、『僕は第一志望は○○工業高校で、第二志望は▲▲高校の普通科にしようと思っている!』というようなことはあり得ない状態です。
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倍率を見てから志望校の変更可能?!|兵庫県の公立高校入試情報
まとめ
以上より、兵庫県公立高校の受験において話をまとめると
①第一志望の志望校の変更は基本的に不可能
(第二志望の志望校変更は可能)
②だたし、単独選抜校の場合は第一志望の変更ができる
(複数志願ができないため)
ということになります。ですから、基本的に第一志望の高校を選ぶ際は加算点の兼ね合いも含めて、しっかりと吟味した上で決めるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。