暗記科目が苦手な生徒へのおすすめの学習方法

英単語に、漢字に、社会の人物名に・・・。覚えなければならないことはたくさんあります。学力の根底には暗記力が試されていると言っても過言ではありません。今日は暗記科目が苦手場合にどのようにすればいいかをまとめていきたいと思います。

ノートまとめて勉強した気に・・・

自学を進めていくうえで、ノートまとめという方法があります。一度学習した内容を教科書を使用しながらまとめたり、解いてみたり。自学の王道ではありますが、少しその学習方法を間違えて解釈している生徒も多いように感じます。

例えば社会という科目で考えてみましょう。仮に教科書を参考に自学をしノート作りをしたとします。学生の場合は一度自分でランダムに2ページ程テスト勉強だと思ってノート作りをしてみてください。そして、そのノートを確認してみてください。ただ単に写し書きの状態になっていませんか?教科書に書かれている文言をただそのままノートに写している状態になっていませんか?これは何の意味もありません。ノートと教科書を伏せてそのページで書かれていたことを説明してみてください。できない生徒がほとんどではないでしょうか?

ノート作りのポイントは、自分の頭の中で整理した大切な部分だけを抽出して、他の人はさておき自分がそのノートを見れば芋づる式に自分が学習したことが思い出せる状態です。これがノート作りの基本です。インプットした情報を一度自分の中で淘汰してアウトプットした状態を端的にノートに書き留める。丸写しのノート作りは意味がないということを理解しましょう。

『音読』は暗記の基本

唐突ですが、いきなり知り合いから『今から言う電話番号覚えといて!』と頼まれたとします。もちろんメモを取ることはできません。その場合はあなたはどのように暗記しますか?それが暗記の答えだと思います。大半の人は口ずさむのではないでしょうか?

シンプルに暗記の基本はやはり音読です。小学生の頃に音読という宿題がありましたね?今でもその頃出ていた宿題で覚えている文章とかありませんか?音読は自分で見て発した声がまた自分の耳に届くとたくさんの感覚を一度に使って行われています。暗記をする際には音読が一番速くて効果的です。頭で漢字やスペルなどを思い浮かべながら行えば、より効果的です。大衆の前ではさすがに恥ずかしい(あるいは迷惑)なので出来ないと思いますので、自分の家や部屋で実践してみましょう。とにかく暗記が苦手な生徒は音読することを強くすすめます。

問題を出してもらう

ある程度暗記ができたと思えたら、口頭で家族の人に質問してもらいましょう。友達同士で順番にやるのもいいかもしれません。これでスラスラと答えが出るようであれば、次に筆記タイプの問題集などをひたすら解きます。もちろんこの際に忘れてしまっている所は要注意。自分が覚えにくい言葉です。(これは不思議で人によって全く違う。言葉の相性というもの存在している気がします)

まとめ

暗記は、記憶→忘却→記憶の繰り返してです。この繰り返しをすることで知識として脳に定着していきます。写し書きをして勉強をした気になっているくらいなら、音読して覚え、問題を口頭で出してもらい答えられるかどうかを繰り返すほうが暗記は効率的にできると思います。暗記ができなくて八方塞がりの生徒は一度この方法を試してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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